我が家は子供が2歳の時に別居、
3歳の時に離婚が成立し、母子家庭です。
うちの息子は男の子。
離婚の争いを見ていた息子は、
一時的に不安定になりました。
ですが今は母と2人の暮らしに
満足しているようで、
大らかな優しいいい子に育っています。
これから、離婚を考えている方、
すでに母子家庭で不安を抱えている方、
何とかなります!
母子家庭ならではの
不安とその対策をお話しします。
もくじ
1. 父性が欠落しそうで不安
今までいた「パパ」という存在がいなくなり、
やはり気になるのは、父親がいないことで出る、
子供への影響だと思います。
母子家庭で育ったという友人に
「小さいころに親が離婚して、
シングルマザーの家庭で育っているから、
大人の男の人への接し方が分からなくて悩んだ」
と言われたことがあります。
うちの息子もそういった部分はかなりあり、
大人の男の人を過度に怖がったり、
甘え方が分からない様子でした。
1. 対策
なので、私は町内会の行事に参加するようにし、
地域の集まりに積極的に参加してます。
「うちはシングルマザーなので、
息子が男の人への接し方に慣れていません。
どうか見守ってあげてください」
と頼みました。
別に特定の男の人である必要はないんです。
ママの彼氏だと子供としては
「ママを取られる」という気持ちになるようです。
結婚することが決まっているのでなければ、
かえって関わらせるのは害だなと感じました。
今では近所の方も息子を可愛がってくれ、
時には「男って言うのは・・・」という、
母親の私ではできない話もしてくれています。
私の父が父替わりをしている部分もあります。
シングルマザーになったら、
人手はどうしても必要になります。
ママが積極的に、
子供のパパの代わりの役目をしてくれそうな人と
顔つなぎをしておきましょう。
今ではその人脈は息子の財産になり、
近所のおじさん・おばさんに可愛がられて、
のびのび育っています。
2. 仕事と育児の両立が大変
しっかり養育費を入れてくれ、
金銭的にサポートしてくれる人が
元夫だといいですが・・・
現実には養育費すら支払わなくなる、
ということが多いです。
金銭の悩みに関しては、
母子家庭に対する支援は役所に行けば
いくらでも得られるので、
制度や助成金をフル活用して、
乗り切りましょう。
ですが、その制度や手当をフル活用しても、
実家がお金持ちでもない限り、
ママは働かざるをえないのが現実です。
そんな時に、
「子供が愛情不足にならないか」
と悩むお母さんは多いと思います。
2. 対策
まずは、その子の年齢により異なりますが、
せめて小学校に上がるまでは
夜勤の多い仕事は避けましょう。
目覚めたときに
部屋に誰もいない寂しさや恐怖は、
言いしれないものがあると思います。
どうしてもお仕事柄、
子供を置いて仕事をしなければならない、
という方。
探せばきちんと託児所付きの
仕事場が見つかります。
そういった職場を選びましょう。
そして、休みの日は、
思い切り一緒に遊んであげる。
スマホやテレビも消して、
子供だけに関わる30分~1時間を作る。
思い切り抱きしめてあげる。
愛情が伝わるのは時間の長さではなく、
一緒に過ごす時間の質だと思います。
短い時間でも
子供だけに専念する時間を作ってあげれば、
愛情はきちんと伝わります。
子供もいずれお母さんは仕事だから、
我慢しなくちゃいけないということを
理解します。
3. 母親役も父親役もしなければならない不安
シングルマザーになると、
今までは夫婦で役割分担ができていたことが、
すべてママの負担になります。
私が悩んだのは、
叱るのも褒めるのも自分だけになって、
息子の息がつまらないだろうか
ということです。
3. 対策
どうしてもやってはいけないことを、
きつく叱らなければならない時。
いつもとはいきませんが、
上記に書いたような支援者や、実家の両親など、
アメ役を引き受けてくれる人を入れて叱りましょう。
自分が父親役として叱るのであれば、
一緒にいてくれる人にアメ役をお願いする。
男性に叱ってもらった方が
効果的な内容だったら、自分がアメ役に回る。
1人で抱え込まないようにしましょう。
まとめ
シングルマザーになることで、
お子さんに負い目を感じる方も多いと思います。
ですがいつか子供だって、母親の生き方や
選択を理解してくれる日がきます。
世の中では、
「シングルマザー家庭=貧困、低学歴」
など、負の側面ばかりが
クローズアップされます。
ですが少なくとも私の周りの
シングルマザーの先輩たちは自立して、
子供も大学まで行かせて、
その子供たちも何の問題なく
育っている子がほとんどです。
その先輩たちから学んだことは、
「一人で抱え込まないこと」でした。
ママ自身が胸を張って生きていれば、
子供もその後姿を必ず見ています。