洗濯物を干すのは、
昼間、お日様がカンカンと照り付ける時で、
夕方になったら採り込むのが常識だ、
と思われている方もいるでしょう。
カラカラに乾いた衣類からする
お日様の匂いが好きという方もおられますよね。
確かに完ぺきに乾いた衣類は
気持ち良いもの。
ですが季節によっては外に干すことで、
逆に衣類を傷めることがあるって
知っていましたか？
夜に外干ししたほうが良い、
という場合もあるんです。
そこで、夜の外干しのメリットと
デメリットを調べてみました。
もくじ
夜の外干しは縁起が悪い？
お年寄りから、
「夜の外干しは縁起が悪いからダメ」
と言われたことはありませんか？
昔は、夜は霊が漂うものとされていて、
夜に外に洗濯物を干していると
衣類に霊や魑魅魍魎が取り付く、
と云われていました。
これはたぶん、夜に爪を切ると
親の死に目に会えないとか、
食べてすぐ横になると牛になるとか、
行儀の悪さを戒める、
たとえ話の類ではないかと考えられます。
つまり、夜になっても
洗濯ものを取り込まないのはだらしないとか
恥ずかしいこととかの意味ではないでしょうか？
気になる人はいるでしょうが、
今回は科学的に見てみましょう。
昼間の太陽光が洋服を凄まじく傷めてしまう!?夜の外干しのメリットデメリット
昼間太陽にあたると、肌も日に焼けて
夏なんか腕がジリジリと痛い時がありますよね。
つまりそれほど日差しというものは
きついということです。
この強い太陽光が洋服にあたることで、
繊維も火傷（？）を起こしているようなもので、
痛めてしまう可能性があります。
少しずつ傷んだ洋服は、
早くボロになっちゃいます。
せっかくのお気に入りの洋服、
少しでも長く着たいですよね。
夜に外干しすれば、
きつい太陽光はありません。
それに穏やかに乾いてくれるので
繊維を傷つけるということは少なく済みます。
もう一つのメリットとしては、
夜に洗濯することで
忙しい朝の家事の負担を一つ減らせます。
朝から洗濯機を回しながら、
朝食の準備、子供の世話や
自分自身の出かける準備など
バタバタしているところに、
洗濯干しまで加わるともう大変です。
夜のうちにやって置けば、
少しは楽になりますね。
しかし、夜の外干しは
デメリットも多いです。
まず女性であれば、
下着泥棒に合う可能性があります。
さらに、洗濯ものを取り込んでいない、
留守宅かと思われて、
空き巣に狙われやすくなります。
またご近所さんに、
だらしない家だと思われかねません。
さらに、夜露にぬれたり、
夜、急に雨が降ってきた時に
寝ているので対応できません。
さらにさらに、夜干ししていると
衣類に虫が飛んできて
卵を産み付ける可能性もあるんだそうです。
虫の種類だと、
カメムシやゴキブリ、クモが多いらしく、
知らずにタンスに入れて置いたら、
タンスの中で孵化して虫だらけになっていた、
なんていうぞっとする話も聞かれます。
都会だから大丈夫と思っても、
虫はどこからでもやってきます。
可能性の問題ですが、
こういうデメリットもあるということを
覚えておきましょう。
季節や天気次第ということも！
外干しも、メリットもあるわけですが、
やはり季節や天気によっては
向いてない時もあります。
梅雨時など湿気の多い時や、
冬で凍り付きそうなほど気温が下がる時は、
当然ながら外干ししない方が良いでしょう。
逆に外干しすると、なかなか乾かなくて、
臭ったりカビが生える可能性があります。
せっかくきれいに洗った衣類なのに
洗い直しになっちゃいます。
また、風の強い日は
すぐ乾く可能性はありますが、
夜だと飛んで行っても
気づかないことがありますので、
注意が必要です。
まとめ
夜の外干しはデメリットも多いですが、
衣類の痛みを軽減できる効果も期待できます。
季節や天気を見極めて、
部屋干しと外干しをうまく組み合わせて、
やってみるのが良いのではないでしょうか？
